通天閣(つうてんかく)は、大阪府大阪市浪速区の新世界中心部に建つ展望塔 | 日本の歴史と自然の美を楽しむ

通天閣(つうてんかく)は、大阪府大阪市浪速区の新世界中心部に建つ展望塔

通天閣(つうてんかく)は、大阪府大阪市浪速区新世界中心部に建つ展望塔である。2007年5月15日に、国の登録有形文化財となった。公式キャラクターは「ビリケン」。大阪の観光名所として知られる。

New Tsutenkaku in 201409 003.JPG

通天閣

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設計・構造

概要

基本構造と運営形態

現在の通天閣は二代目で、1956年に完成した(初代通天閣については後述)。通天閣観光株式会社(つうてんかくかんこう、Tsutenkaku Kanko Co., Ltd.)により運営されている。避雷針を含めた高さは 108 m(塔自体の高さは 100 m。避雷針は2016年に 3 m のものから 8 m のものに更新している)。設計者は、ほぼ同時期にできた名古屋テレビ塔東京タワーなどを手がけた内藤多仲。建設を施工したのは奥村組である。「通天閣」とは、「天に通じる高い建物」という意味で、命名したのは明治期の儒学者藤沢南岳である。

二代目の通天閣は、入場ゲートや展示スペースなどを設けた低層階(地下1 – 2階)と、展望台などのある高層階(3 – 5階)で本体を構成。入口と2階を往復するエレベータ(低層エレベータ)と、展望台のある4・5階と2階を往復するエレベータ(展望エレベータ)を別々に稼働させている。このような構造のため、入場者が入口から展望台へ向かう場合には、基本として2階で低層エレベーターから展望エレベーターに乗り換える仕組みになっている。

低層エレベータについては、本体とは別に建てられた白色・円柱形の専用棟(エレベータ棟)の中で稼働。エレベータ棟の2階と本体の2階を渡り廊下で連結している。このようにエレベータ棟を本体と分けた構造は、2014年(平成26年)10月から2015年(平成27年)6月まで実施された免震化工事で功を奏したという(詳細後述)。その一方で、再建当初から2001年までは、東洋オーチス・エレベータ(現在の日本オーチス・エレベータ)製の円柱形エレベーターを低層用に稼働していた。乗りかごが円柱形のエレベータが設置されたのは、通天閣が世界で初めてとされる。なお、2001年からは、低層エレベータを日立製作所製の円柱形エレベータに更新。本体では、展望エレベータの稼働中に、「ビリケンのイラストや、夜空に浮かぶビリケン座をエレベーターの天井に浮かび上がらせる」という光の演出を施している。

本体の直下を市道が通っている関係で、低層階の1階部分(エントランス)には、市道をまたぐ格好で鉄製の4本の脚(脚部)が四方に据えられている。再建当初から2013年12月19日までは、低層エレベータおよび、エレベータ棟の2階へ通じるらせん階段の乗降口を1階の東側に設置。展望台への入場券(展望券)を、本体の2階で販売していた。しかし、入場者数の増加などを背景に、同年12月20日から展望台への入場ルートを変更。地下1階に展望券売場と低層エレベータの乗降口を新設するとともに、同年6月30日まで地下1階の一角で営業していた「通天閣地下劇場」の跡地を、入場者の待機スペースなどに活用している。このため、展望台への入場者は、ルート変更前から脚部の間に設けられている地下通路への入口(2ヶ所)から階段でいったん地下1階まで移動。地下1階で展望券の購入と低層エレベータへの搭乗を済ませてから、従来と同じく、2階で展望エレベータに乗り換えるようになった。

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通天閣地下劇場

地下1階には、1968年に、大小200の水槽を擁した水族館がオープン。相応の人気を博したが、オイルショックの影響で水槽暖房用の灯油を調達できなくなった結果、飼育していた魚類はコイやフナを残して壊滅。1973年10月に閉鎖を余儀なくされた。

1989年からは、地下1階に「通天閣地下劇場」を開設。毎週土曜日日曜日には、「通天閣歌謡劇場」という名称で、松竹芸能演歌歌手の歌謡ショーを催していた。また、2001年までは、「通天閣囲碁将棋センター」を併設。映画やテレビドラマのロケにも使われた。

道頓堀にあったB1角座が閉鎖された2008年には、「通天閣地下劇場」というフロアの名称を7月3日から「STUDIO210(スタジオ・ニーイチマル)」に変更。歌謡ショーを「通天閣歌謡劇場」として月曜日に継続する一方で、土・日曜日には、「通天閣劇場 TENGEKI」と称して松竹芸能に所属する芸人による落語漫才の興行を催していた。

現在は、通天閣の公式音楽バンドであるイーゼル藝術工房と、同バンドがプロデュースを行っているアイドルグループ『まいどリームス』『ハンバーガールZ』が毎週末、コンサートを開催している。

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館内施設

  • 5階
  • 展望台 (87.5 m)
  • 黄金のビリケン神殿
    • 今宮戎神社を北西方向に望めることから、ビリケン像を囲む格好で、七福神のミニチュア木像を窓際へ1つの方角につき1体ずつ設置。ビリケン像と合わせて「八福神」と称するほか、全ての木像の下にスタンプを置いている。
    • ビリケン像を中心部の北側、「しゃべるビリケン像」(奈良県黒滝村産の木材を彫ったミニチュアのビリケン像)とサービスカウンター(「天望パラダイス」の受付など)を南側、ビリケン像にちなんだ非売品グッズのショーケースを西側に設置。ビリケン像の周囲では、写真を2枚撮影するサービスを実施するとともに、最初の1枚を組み込んだカードを無料で進呈している(残りの1枚は有料扱い・任意で購入)。
  • 4階
  • 展望台 (84.0 m)
    • 「夢をかなえるゾウ」という触れ込みで、ガネーシャ像を設置。
  • 3階
  • ルナパークジオラマ(旧「イベントホール」を改装、改装当初はガネーシャ像を設置)
  • 2階
  • キン肉マンミュージアム
  • ヂャンヂャン町(売店)
  • 5階展望台へのエレベータ乗り場
    • 以前は、ゲームコーナーや貸卓球台なども設置されていた。免震化工事の完了後は、免震装置の仕組みを解説するパネルや、装置のミニチュア模型を展示している。なお、通路は一方通行である。
  • 1階
  • 通天閣地下への入口(2カ所)
  • 「王将」碑(脚部の西側に設置。大阪出身の将棋棋士・坂田三吉の偉業を称えるために1969年に建立された)
  • 地下1階
  • 通天閣わくわくランド(江崎グリコ・日清食品森永製菓のアンテナショップ)
  • STUDIO210
  • 展望券売り場
  • 2階へのエレベータ乗り場
  • 展望台のさらに上、テレビ中継室と呼ばれる部屋には放送用の機材は特になく、天井から「通天閣再建由来記」の入った茶壺がつり下げられていると言う。由来記は巻物状であり、2012年現在は茶壺から出され、4階で展示されている。
  • 展望台の下、高さ75 m の位置から長さ9 m の鉄骨製の錘状突起(通称「喉仏」)が4方向に突き出ているが、これは季節やイベントに応じて万国旗鯉のぼりなどを吊り下げるためのアームに使われる。
  • 中層階屋上(地上26 m)を利用して、和風庭園「通天閣庭苑」(約400平米 (m2))が2017年10月27日に開設された。
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再び点灯した赤い色の通天閣(新型コロナまん延防止等で)

営業状況[ソースを編集]

入場料

いずれも2019年10月時点。

営業時間

  • 10:00 – 20:00(入場は 19:30 まで)
  • 年中無休

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