白米千枚田(しろよねせんまいだ)は、石川県輪島市白米町の棚田である。数が多いので千枚田と呼ばれるが、現地案内板には枚数1004枚と記載されている。また「狭い田」からの転という説もある。最も小さい田の面積は、0.2平方メートル程度。
2001年、白米の千枚田の指定名称で国の名勝に指定された。

概要
能登半島北岸を走る国道249号と日本海との僅かな崖地に作られている。土地自体は肥えており肥料は通常より少なくてすみ反当たりの収穫量は2.6石程度。1638年頃に作られた谷山用水が利用されている。かつては田の下の土地で製塩が行われていたが、海岸の浸食で塩田が水没したため、現在は行われていない。
田植え・稲刈り時には広くボランティアを募って作業を行っている。また、日本海に向かってなだれ落ちるような美しい景観は、能登の観光スポットともなっている。
2006年5月、小泉純一郎首相が白米千枚田を訪れて「絶景だよ、絶景」と褒め称えた。これにちなんで、同年秋に収穫されたコシヒカリは絶景千枚田の名で商品化された。2013年7月には息子で衆議院議員の小泉進次郎が訪れ、「まさしく絶景」と、父子2代にわたって褒め称えた。
2011年6月11日、国連食糧農業機関(FAO)が認定した世界農業遺産のシンボル的な存在。
2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』では、第105 – 155話まで、オープニング映像で使用された(105 – 150話までは出演者8人が千米田を歩く様子、151 – 155話までと、総集編・後編では『Choo Choo TRAIN』(EXILE)に似せたダンス。出演者:土屋太鳳、山﨑賢人、門脇麦、葉山奨之、常盤貴子、大泉洋、田中泯、田中裕子)。

オーナー制度
現在は田の所有者を中心に組織された白米千枚田愛耕会による耕作・保存活動が行われている。また、千枚田オーナー・トラスト制度があり、オーナーになると年間2万円でマイ田んぼを1枚持つことができる。
特別名誉会員として小泉純一郎、小泉進次郎、安倍昭恵、今井彰、永井豪、ちばてつや、さいとう・たかを、北京飯店、水木一郎が名を連ねている。
オーナーとなる条件は以下の通り。
- 白米千枚田の景観保全には稲作が必要であることを理解され、米作りをする意欲のある方。
- 時間を気にせず、体力と忍耐を必要とし、生産の喜びがある米作りをする意志のある方。
- 稲作作業を通じて地元耕作者と交流を深めたい方。
年会費は2万円(マイ田んぼ1枚含む)。マイ田んぼの追加は1枚につき3000円(ただし、追加は2枚まで)である。特典は収穫米(ハザ干しコシヒカリ)10kg+地元山菜+マイ田んぼにオーナー表札建立である。
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あぜのきらめき
白米千枚田をイルミネーションで彩るイベント。主催は輪島市交流政策部観光課で、冬場の観光客誘致を目的に、2011年より、毎年、秋から冬にかけて開催されている。
ボランティアの人たちにより田んぼの畔に設置された太陽光発電付きLEDライト25,000個(2020年現在)が、日没から4時間、15分間隔で色を変えながら棚田を彩る仕組み。
2012年には「太陽光発電LEDの最大ディスプレイ」としてギネス世界記録に認定された。


石川県輪島市白米町にある棚田で、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定され、さらには世界農業遺産「能登の里山里海」の代表的な棚田としても知られる、能登半島の代表的な観光スポットの一つです。
日本海に面している棚田で、小さな田が斜面に重なるように海岸へと続いていく光景があまりにも見事。
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