大山(おおやま)は、神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市境にある標高1,252mの山

大山(おおやま)は、神奈川県伊勢原市秦野市厚木市境にある標高1,252mである。丹沢山などの丹沢の山々とともに丹沢大山国定公園に属し、神奈川県有数の観光地のひとつである。日本三百名山や関東百名山のひとつでもある。

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概要

大山は、丹沢表尾根の東端にあり、富士山のような三角形の美しい山容から、古くから庶民の山岳信仰の対象とされた(大山信仰)。「大山」の名称の由来は不詳だが、明治以降は山頂に大山祇神を祀ったためと言われるようになった。大山祇神は江戸時代末までは「石尊(大)権現」と呼ばれていた。大山の山頂には巨大な岩石を御神体(磐座)として祀った阿夫利神社の本社(上社)があり、中腹に阿夫利神社下社、大山寺が建っている。また、大山は別名を「阿夫利(あふり)山」、「雨降(あふ)り山」ともいい、大山および阿夫利神社雨乞いの神ともされ、農民の信仰を集めた。

江戸時代の中ごろ(18世紀後半)から、大山御師(明治以降は先導師)の布教活動により「大山講」が組織化され、庶民は盛んに「大山参り」を行った。各地から大山に通じる大山道や大山道標が開かれ、大山の麓には宿坊等を擁する門前町が栄えることとなった。

大山では、天狗信仰も盛んであり、阿夫利神社本社(上社)が石尊権現社(大山寺本宮)だった江戸時代までは、山頂奥社が「大天狗社」、山頂前社は「小天狗社」だった。そして大山には日本の八天狗に数えられた大山伯耆坊の伝説も伝わっている。元々は伯耆大山の天狗であり、相模大山の相模坊が崇徳上皇の霊を慰めるために四国の白峯に行ってしまったために、相模大山に移り、富士講の人々に信仰されたという。現在でも阿夫利神社の下社の近くに伯耆坊の石碑があり、大山寺の側には伯耆坊を祀った祠がある。

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観光

大山からの眺め

山麓の大山ケーブル駅までは、小田急小田原線伊勢原駅からバスを利用する。市街地を抜けてから大山ケーブル駅までは細い一本道のため、初詣紅葉シーズンは渋滞が激しくなる。ケーブルカーは大山寺最寄りの大山寺駅を通って阿夫利神社の下社最寄りの阿夫利神社駅まで通じている。下社から山頂までは徒歩1時間半ほど。

丹沢山系から流れる良質な水を使った豆腐作り、民芸品としてのこま作りも行われており、ケーブル駅バス終点からケーブルカー大山観光電鉄大山鋼索線)の山麓側の駅である大山ケーブル駅までの石段沿いには宿坊の面影を残す旅館、豆腐料理店、民芸品店が軒を並べる。また、大山まんじゅうも名物である。

イベントとしては、「大山とうふまつり」と伊勢原駅から下社まで9km、高低差650mを一気に駆け上がる「大山登山マラソン」(いずれも3月)がある。

登山口は、ケーブルカー終点(阿夫利神社駅)、日向薬師、蓑毛、ヤビツ峠などがある。

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山にかかる雲により、地元の人が天気の予測に、海上からは位置を知る目印として使われてきた丹沢の霊峰が大山(標高1252m)。明治初年の神仏分離以前、中世、近世の神仏習合時代には、山中の大山寺に祀られる不動明王、山頂に祀られた石尊大権現の霊験から大山詣りという信仰登山が盛んに行なわれました。

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