筑波山(つくばさん)は、日本の関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877mの山

筑波山(つくばさん)は、日本関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877mの筑波山神社境内地で西側の男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)からなる。雅称は紫峰(しほう)。筑波嶺(つくばね)とも言い、茨城県のシンボルの一つとされている。

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山名の由来

由来については異説が多い。

最も古い説は『常陸国風土記』にある、筑箪命(つくはのみこと)という人物に由来するというもの。同書によれば、筑波周辺は紀国(きのくに)と呼ばれていたが、美麻貴天皇(みまきのすめらみこと。後の崇神天皇)の治世に、国造に任命された采女臣氏の友属(ともがら)の筑箪命が、「我が名を国につけて、後世に伝えたい」と筑波に改称したという。同書はまた、筑波が俗に「握飯筑波」とも呼ばれたと記している。

より学術的な考証は、以下のとおり。

  • 縄文海進により、縄文時代の筑波山周辺には波が打ち寄せていたと考えられ、「波が寄せる場」すなわち「着く波」(つくば)となった。
  • 縄文時代の筑波山周辺は海であり、筑波山は波を防ぐ堤防の役割を果たしたため「築坡」(つきば)と呼ばれ、のちに筑波となった。
  • 「つく」は「尽く」で「」を意味し、「ば」は「端」を意味する。
  • 新たに開発して築いた土地として、「つくば」は「築地」ないし「佃地」を意味する。
  • 「つく」は「斎く」(いつく、神を崇め祀る)あるいは「突く」(つく、突き出す)であり、「ば」は「山」を意味する。
  • 「平野の中に独立してある峰」の意の「独坡」にちなむ。
  • アイヌ語tuk-pa(とがった頭)またはtukupa(刻み目)にちなむ。
  • 歌垣の習慣にちなみ、マオリ語tuku-pa(交際を許される)に由来する。
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観光

筑波山からの眺め

筑波山には中腹から山頂付近まで、筑波観光鉄道によりケーブルカーおよびロープウェイが運行されている。これらを利用して登ることができるほか、いくつかのルートで登山道が整備されているので、麓から歩いて登頂することもできる。このほか、オリエンテーリングパーマネントコースも整備されている。行楽客が多く訪れ、ゴールデンウイークや秋の紅葉シーズンには交通渋滞が深刻なため、茨城県、つくば市、筑波大学などにより「筑波山周辺渋滞対策協議会」が設けられるほどである。

ケーブルカー

筑波山神社拝殿横の宮脇駅より男体山山頂近くの御幸ヶ原まで筑波山ケーブルカーが運行される。宮脇駅は関東鉄道などの「筑波山神社入口」バス停下車、徒歩(門前町を通り抜ける)。宮脇駅に近い「筑波山神社前」への一般路線バス乗り入れ廃止により、路線バス停留所とケーブルカー駅の間の距離は廃止前より200mほど長くなり、さらに経路上には坂道や石の階段も存在するため、移動におよそ20分ほどを要する(途中には土産物店、そば店などの店、神社拝殿があり、この経路も観光・参詣の一環である)。

ロープウェイ

つつじヶ丘レストハウスに併設されたつつじヶ丘駅より女体山山頂まで筑波山ロープウェイが運行される。つつじヶ丘駅は関東鉄道などの「つつじヶ丘」バス停前である。

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登山

山頂方面へは7つの登山コースが指定されているが、いずれも岩場や急勾配となっている箇所がみられる。遭難防止や自然保護の観点から、指定登山道以外への立ち入りは市、県、地権者、警察署等の協議により原則として禁止されている。

JR水戸線岩瀬駅よりスタートし、御嶽山雨引山燕山加波山丸山足尾山きのこ山弁天山、筑波山の順に筑波連山を縦走する登山者も多い。この縦走路は関東ふれあいの道の茨城県コースNo.7 – 11である。

コース経路所要時間
上り/下り[4]


御幸ヶ原コース筑波山神社拝殿 – 御幸ヶ原約90分/約70分
白雲橋コース筑波山神社拝殿 – 女体山約110分/約80分
おたつ石コース
(白雲橋コース経由)
つつじヶ丘 – 弁慶茶屋約40分/約35分
弁慶茶屋 – 女体山
迎場コース
(白雲橋コース経由)
筑波山神社拝殿 – 酒迎場分岐約20分/約15分
酒迎場分岐 – つつじヶ丘約40分/約35分
筑波山ケーブルカー宮脇駅 – 筑波山頂駅約8分
筑波山ロープウェイつつじヶ丘駅 – 女体山駅約6分
女体山駅 – 女体山約10分


深峰遊歩道
(旧ユースホステルコース)
ユースホステル跡地 – 御幸ケ原約40分/約35分
薬王院コース薬王院 – 男体山 
キャンプ場・女体山コース筑波高原キャンプ場 – 女体山
東筑波ハイキングコース(東側中腹周回コース)国民宿舎つくばね – つつじヶ丘

山頂連絡路御幸ヶ原 – 男体山約15分
御幸ケ原 – 女体山
筑波山自然研究路男体山山頂周回路
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筑波山ケーブルカーで、御幸ヶ原まで出てると、そこから、女体山の山頂へと続くハイキングコースがあります。ハイキングコースは、それほど長くなく、途中、歩きにくいところもあるものの、登山初心者でも十分に歩けます。途中、かたりくの里、セキレイ石、せきれい茶屋、ガマ石などがあって、女体山の山頂近くに、ロープウェイが出ています。特に、女体山の山頂は絶景ですよ!ちなみに、私は、「女体山の山頂→御幸ヶ原に戻る→男体山の山頂」という順番で周りました。
女体山は、茨城観光にお勧めの場所なので、是非、一度は訪れたい観光地です

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男体山山頂の神社

アクセス

かつては筑波鉄道筑波線筑波駅が筑波山へのアクセスを担っていたが、1987年の筑波線廃止以降、筑波山への公共交通機関によるアクセスは後退していた。その後、2005年首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(TX)の開業と同時につくば駅前からのシャトルバスの運行が開始され、公共交通機関によるアクセスの利便性は向上した。

つくば駅から

つくばエクスプレスつくば駅(つくばセンターバスターミナル)から関東鉄道などの「筑波山シャトルバス」筑波山行きに乗車すると中腹まで乗り換えがない。約40分で門前町にある筑波山神社入口停留所、約50分でロープウェイ駅のあるつつじヶ丘停留所に着く。この方法では、東京・秋葉原から最短2時間11分で女体山頂に到達できる。山麓(南麓)を目指す場合は、つくバス北部シャトル筑波山口行きに乗車し、筑波山口停留所下車。首都圏新都市鉄道が発行する企画乗車券「筑波山きっぷ」はどちらか選択して乗車が可能。ただ、多くの徒歩登山者は、つくば駅から中腹までバスを利用することが多い。

その他

土浦駅からのバスは南麓の筑波山口止まりである。この方法でも乗り換えで中腹へ出られるが、座れる保証がないこともあり、利用は減少傾向にある。下妻駅からは1回以上の乗り換えを要し、実質的な最寄駅ながら観光利用はほぼない。また、北麓に近い下館駅岩瀬駅からは関鉄パープルバスによる広域連携バスが筑波山口まで運行されている。

石岡駅から東麓へ向かうバスもあるが、徒歩登山に適した道がなく、専ら山麓の観光施設(果樹園など)を利用する場合に向く。

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