中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)は栃木県日光市の日光国立公園内にある湖 | 日本の歴史と美景

中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)は栃木県日光市の日光国立公園内にある湖

中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)は栃木県日光市日光国立公園内にある日本の湖沼では25番目の面積規模を有する。

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概要

中禅寺湖は、約2万年前に男体山噴火でできた堰止湖である。人造湖を除く広さ4km2以上の湖としては、日本一標高の高い場所にある湖である。また、栃木県最大の湖である。1周は約25kmであり、歩くと9時間ほどかかる距離である。湖のすぐ北には男体山がそびえ、北西には戦場ヶ原が広がる。

中禅寺湖は、現在は観光地として知られるが、日光山を開いたとされる勝道上人が発見したとされる湖であり、かつては神仏への信仰に基づく修行の場として知られていた。湖岸から約100m離れた場所にある上野島には、勝道上人の遺骨の一部が納められている。

湖の南側には八丁出島と呼ばれる細長く突き出した半島があり、紅葉の名所として知られるほか、薬師如来を祀っていたとされる薬師堂跡がある。

千手ヶ浜と呼ばれる砂浜は、車の乗り入れ禁止であり、徒歩や遊覧船でのみ訪問できる場所で、樹齢200年を超えるミズナラハルニレ、赤や白のクリンソウがみられる。

明治中期以後、観光地として知られるようになり、湖畔には現在もフランスベルギーなどの大使館別荘がある。

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もともとは生息していなかったが、明治期から徐々に放流が行われ、1991年の調査ではマス類およびコクチバスワカサギウグイコイフナヒメマス、ホンマスなど24種の魚種が生息している。特に、ヒメマスは湖産親魚から採卵孵化した稚魚が放流され、地引き網などで捕獲された魚は特産品として、また遊漁目的の重要な観光資源となっている。なお、ホンマスは、ヤマメOncorhynchus masou)とビワマスOncorhynchus masou rhodurus)の交雑個体とされている。日本で唯一レイクトラウトが繁殖しており、スポーツフィッシングの対象となっている。

  • 流入河川 : 湯川など
  • 流出河川 : 大谷川鬼怒川の支流)から華厳滝へ(中禅寺湖から華厳滝の間の通称は「大尻川」である)。中禅寺湖と華厳滝の間の大谷川に中禅寺ダムがある。
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東日本大震災後

2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災が発生し、それに伴い福島第一原子力発電所事故が発生すると、栃木県にある中禅寺湖においても、その影響がみられるようになった。

栃木県生産振興課によると、中禅寺湖は福島第一原発事故による放射性物質の拡散の影響が大きく、事故後の2012年(平成24年)以降、当分の間、ワカサギを除く全魚種の持ち帰りが禁止されることとなり、釣りはキャッチ・アンド・リリースに限られることとなった。2017年(平成29年)、放射性物質の規制値を下回ったヒメマスに限って持ち帰りが解禁されたが、ニジマスなどの持ち帰り禁止は続いている。

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観光

日本百景に選定されている。湖畔には名所・旧跡が点在しており、定期の遊覧船も出ている。

湖畔の名所・旧跡

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交通

JR日光線日光駅、または東武日光線東武日光駅から東武バス「湯元温泉」または「中禅寺温泉」行きで中禅寺温泉駅下車。

日光市街より国道120号でいろは坂経由、または群馬県沼田市より国道120号で金精道路(金精トンネル)、戦場ヶ原経由。

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所在地 日本
栃木県日光市
位置北緯36度44分26秒 東経139度27分44秒座標
面積11.90km2
周囲長25 km
最大水深163 m
水面の標高1,269 m
成因堰止湖
淡水・汽水淡水
湖沼型貧栄養湖
透明度9.0 m
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